【リトグリのミューズノート】https://www4.nhk.or.jp/muse/
この番組は、リスナーのあなたと一緒に楽しみながら、いろんな企画を通して毎回新たな音色を集め、リトグリが“音楽のミューズ”を目指すミュージックプログラムです!
NHK-FM 毎週木曜 午後11時 | 再放送 翌週木曜 午前10時 / ラジオ第1 再放送 毎週木曜 午後4時05分
(番組公式サイトより引用)
※この番組は、2024年3月28日をもって放送終了しました。
※文字起こしはところどころ省略していますのでご了承ください。
※番組内で紹介された音楽は、可能な限りYouTubeの公式動画を貼っています。
第10回『映画音楽とBurt Bacharach』(2020/3/12 初回放送)
♪オープニングBGM♪ "I Feel The Light featuring Earth, WInd & Fire" Little Glee Monster
manaka:この間メイクさんと映画の話になったんですけど、めっっちゃ『パラサイト』観に行きたくて。めっちゃめちゃね、今話題じゃないですか。で、ずっと「観に行こ、観に行こ」と思ってはいるんですけど、なかなか観に行けてなくて…。でもいろんな人に、観た感想とか聞きたいなと思うんですけど、「あらすじも話の内容とかも、あんまり知らずに何の情報もなしに観に行った方がいい!」って、誰に「良かった?」って聞いても言われるので。「そっかじゃあ、自分の足で観に行かないとな」って思うんですけど、ちょっとまだ観に行けてなくてですね…。
でも一番最近映画館に観に行ったのは、『ジョーカー』。と、あとメンバーの芹奈と『IT』っていう怖いやつの、大人になったやつですね、最新のやつを映画館で観たんですけど。やっぱ、映画館で観ると、音もより、なんていうんですかね、「映画館で観て良かったな」って思える映画ってあると思うんですけど。なんかそれに出会えた時の、「キタッ!!」って感じ?が好きで、やっぱ映画館にはちゃんと行かないとなってそういう映画に出会うたびに思うんですけど。なんか『ジョーカー』は、すごい観終わった後に、「暗い気持ちになりたい時に観たらすごいピッタリの映画だな」っていう感想だったんですけど。
ホラー映画、私映画館で観るの初めてだったんですよ、『IT』は。メンバーの芹奈と行ったんですけど、なんか私、映画館だと、ってかホラー映画自体観ないんですよ、元々。なので、すごいドキドキだったんですけど、結構芹奈とかは、平気で「っ…!」みたいな感じが体ビクッとしてるのとか、横で映画観てても目に入るぐらい結構大きくリアクションするタイプやったから、すごい楽しくて。ホラー映画を「怖い」っていう気持ちになりたいから観に行ってるのに、芹奈のリアクションが面白くて、映画観ながら、もう端見ですよね。なんか、そのスクリーンを観てるけど、もう芹奈の動きにしか集中できなくて、そう、ふふっ(笑)すっっごいあの、めちゃめちゃいい反応してくれるので、驚くシーンとかで、こっちに寄りかかってくるとか、なんか「男女で観に行ったらこういう気持ちなのかな」というくらい。私結構怖いけど、表さないというか、「怖っ!」って心の中で叫んで終わりみたいな感じなんですけど。もうほんっと可愛らしい反応だったので、これもし私が男やったら、芹奈とホラー映画行きたいなっていう良いリアクションしてくれて、大満足でした。そんな感じでたまに映画館に行ったりはするので、『パラサイト』はしっかり観に行きたいなと思っております。
さて、映画音楽となりますと、やっぱりミュージカルの映画も最近は多いですし、あとはミュージシャンの伝記映画とかも多いと思うんですけど。それでいうと、『ボヘミアン・ラプソディ』、観に行きました私も。すっごい、一人で観に行ったんですけど、「一人で観に行って良かったな」って思うぐらい、大っ号泣しまして。でもなんか、映画も音楽も本もそうだと思うんですけど、ほんとに自分自身の環境やったり状況やったりで、「これはすごい出会うべくして、今観るべくして出会ったんだな」って思う作品とかって、いろいろあると思うんですけど。私にとっては『ボヘミアン・ラプソディ』はそういう一作で。すごい、歌うことは楽しいけど、やっぱり自分の成長、やっぱ10代なので声変わりとかもあったりとかして、なかなか思うような理想通りの自分の精一杯を届けられないってことに、すごく一人でモヤモヤ葛藤してた時期に、フラッと、やっぱ面白いっていうから『ボヘミアン・ラプソディ』観に行こうと思って一人で観に行ったのがきっかけやったんですけど。なんかいろいろと、「やっぱり音楽に私自身、勇気や希望やったりとか貰ってるな」って、「音楽に悩んでるのに、また音楽に励まされてるー!」ってことにも泣けましたし、なんかすごく、あれは観て良かった映画ですし、これからも観たいなって思った、すごい感動した映画でしたね。
ということで、今日の一曲目は、私のお気に入りの、この映画音楽からいきたいと思います。映画『ジョーカー』から、フランク・シナトラの"Send in the Clowns"です。はい、最近観た映画に『ジョーカー』を挙げてるんですけど、最近観て印象に残ってるのだと、この一曲だなっていうことで選曲しました。やっぱり、内容がすごく重たくて、暗い内容だったので。あとは衝撃的なシーンもすごくたくさんありますし、すごいずっと緊張感を持ちながら観てて。で、最後にこのフランク・シナトラの"Send in the Clowns"のイントロが流れた瞬間に、なんか、ダーッ!て土砂降りやった雨がやっと止んで、すごい静かな街をボーッと見渡してるみたいな、そういうすごい肩の荷がストンッ!て下りるような感覚だったんですよ。なので、この曲は印象的で、まずは一曲目に選びました。それでは聴いてください。
M1: "Send in the Clowns" Frank Sinatra
Send In The Clowns (From ‘A Little Night Music’)
manaka:いやー、思い出しますねすごく、『ジョーカー』の終わった時の。もうほんとに、私が観に行った時はですね、エンドロールでこの曲が流れてる時に、誰も席を立たなかったんですよ。なんか、私自身も、「やっと、終わった…。…はぁ~…。」みたいな気持ちで、エンドロール観てこの曲を聴いてたので。「みんなも椅子に沈んでるみたいな気持ちやったのかなあ?」とか、そういう気持ちにもなりましたね。なんかその気持ちが、今聴いてすごくよみがえったんですけど。きっと『ジョーカー』も皆さん観てらっしゃると思うので、今聴いてくれてる方も「あ、これ流れてたな」って観た方は思うと思うんですけど。すごい思い出しますね、『ジョーカー』観た時のことを。
で、この映画はですね、ロックが音楽の中心だった1980年代初めが舞台なんですよね、その『ジョーカー』自体が。社会から取り残された主人公のアーサーは、昔のスターに憧れているという設定で、すごいあのだからシナトラの鼻歌をめちゃめちゃ歌ってるシーンもたくさん出てくるんですよね。シナトラが歌う曲もインストも映画の中で繰り返し流れてましたよね。シナトラも、イタリア系アメリカ人として人種差別を受けたり、ショービズ界で紆余曲折があったので、その姿がアーサー自身ともダブるのかなっていうのを、映画を観ながら。『ジョーカー』の中でアーサーがすごくシナトラの鼻歌をね、口ずさんだりするシーンもあったりするので、そうなのかなとか思いましたね。
さて、映画音楽といえば!作曲家、バート・バカラックが有名ですよね!10代、20代のリスナーさんだと、まだ知らないっていう方もたくさんいらっしゃると思いますし、私自身もまだ、聴いたことがある曲はあるけど、バート・バカラックさん自身のことはまだ詳しくないので、今回この回を通して詳しく知れたらな、と思っています。すごくね、たくさんの曲を残されているので耳にしたことがある曲、あると思いますっ。まずは聴いてください。1969年の西部劇映画『明日に向って撃て!』より、B.J.トーマスで"雨にぬれても"。
M2: "Raindrops Keep Fallin' on My Head(雨にぬれても)" B.J.Thomas
Raindrops Keep Falling on my Head
manaka:もう、一度はこの曲絶っ対聴いたことあると思うんですけど、この曲を作曲したのがバート・バカラックなんですよね。私も、「あっ、そうなんだ!」って、この回でなりましたね。曲自体は耳に絶対したことあるので、なんかすごい不思議ですよね。どこで聴いたかはわかんないけど、歌えちゃうっていうのが、やっぱり名曲なんだなって、またまた思いました。
この曲なんですけども、デパートなんかで雨が降り始めたりすると、店内BGMがこれに変わったりするって話があるそうで。なんか、すごいそれ粋ですよね。だから店員さんだけが、わかる。そのね、暗号?みたいな?っはは(笑)この曲流れたら、「あ、雨大丈夫でしたか?」って言えちゃうってことですよね、外を見なくても店員さんが、お客さんに。そういうのすごい良いなって思います。私もなんか、誰かとそういうの欲しいですねっ。リトグリ内で?欲しいですね、そういう暗黙の合図みたいな。でも、あの、一緒にいると不思議なんですけど、目で会話できますよね。なんかきっと、それは学校だったり職場だったりとか、家族だったりとか、すごい仲が良い人とは目で会話できるっていうの、「わかるぅ!」って思ってくれてる人もいると思うんですけど。リトグリは、目で会話できます!例えば。普通に一緒にいて、「あれよろしくな」とか「あれは違うよな」とか。もう目で、ほんとに言葉にも動きにも出さないけど、目で「わかるわかるわかる。わかるよ。」みたいな、そういう会話はできます。だから、なんかありますよね、目で会話できるのは、一緒にいる時間が長い人としかできないことなのかなあって。自然とやってる時に、「あっ、これ多分誰ともできひんな」みたいな感じになりますね。
そんなバカラックの曲はですね、メロディーはキャッチーだけど実は複雑、ということがポイントらしく。だから譜面とかに起こすと、結構複雑なことされてるんだなっていうこととかが、わかるみたいなんですけど。そうですね、この曲以外にもほんとたくさんの曲があると思うので、いっぱい聴いてる中でまた、すごい「実は複雑だなー」と思うこととか、たくさんあるのかなーとか思います。なのでそこらへんも注目しながら聴いてみたいと思います。しかもですね、この曲50年以上前の曲だそうで!なんかビックリですよね!50年以上も前の曲だけど、今、2000年生まれの私も、きっと多分私より年下の中学生だったり小学生の方だったりも、絶対この曲知ってると思うんですよ。何十年も愛されてて、知らぬ間に歌えるってすっごい曲だなって、思います。そんな曲を作ったバート・バカラックさんのこと今日は深く知れていけたらいいなと、思います。
この曲とですね、映画のサントラでバカラックは、アカデミー賞とグラミー賞をダブルで受賞するという快挙を成し遂げているそうです。…すごいですよね。なんかそれだけでも、今この時代も歌える人がたくさんいるっていうことの納得というか。アカデミー賞とグラミー賞をダブルで受賞ってほんとすごいなと思います…!そんなバート・バカラックですけれども、私自身もほんとに先ほども言いましたが、まだまだ知れてないことたくさんあると思うので、今日を通して一緒に勉強していけたらなと思いますっ。バカラックが作る曲といえば、聴きやすくキャッチーなメロディ。そして、転調や変拍子を使った意表を突くアレンジ。思いもよらない楽器の使い方。ほんとにね、たくさんあると思うんですけど、観客をすごくワクワクさせるような、映画やったりミュージカルやったり、そういう曲にすごくピッタリだなって思います。
そんなバカラックはですね、1928年、カンザスシティでドイツ系ユダヤ人の家系に生まれました。…皆さん。1928年生まれって、普通に言いましたけど。ビックリですよね。ふふっ(笑)今バカラックは91歳ということで、ほんっとに、すごいなあ。今年で92歳!まだ、いろんなお話を聞けるじゃないですか、ご本人に。いろんなことを。ていうのが、すごいなあって思います。小さい頃にニューヨークへ引っ越ししたバカラックは、お父さんに連れて行ってもらったジャズクラブで音楽の虜になり、やがて作曲家に。そして1957年に作詞家、ハル・デイヴィッドと出会い、この黄金コンビは60年代に大ヒットを連発しました。うーん。日本でもね、松本隆さんと細野晴臣さんだったり、いろいろな黄金コンビたくさんいますけど。すごいかっこいいですよね、自分の相棒みたいな人を見つけて、一緒にすごい良いものを残していくっていうのにも憧れますね。
では、次の曲はそんな二人が作った、1966年の映画『アルフィー』のエンディング曲、"Alfie"です。こちらはですね、バカラックが自分のライブで「この曲はハル・デイヴィッドの最高傑作だ」と語るほどの名曲です。今でも多くのアーティストの方がカバーされています。そして今回は、オランダの女性シンガー、ローラ・フィジィが歌うバージョンでお届けします。それでは聴いてください。
M3: "Alfie" Laura Fygi
manaka:すごい心地いい曲やなって思ったんですけど。でも、そうですね。結構、高低差激しい部分もありますし、「歌ってると難しいのかな」とか。なんか、普段は「実は難しいんですよぉ!」って言う側ですけど、やっぱ聴く側になると、「すごい気持ちよさそうに歌ってるなあ」っていう気持ちですけど。確かに歌うってなったら難しいのかなあとか、思いましたね。そんなこの曲なんですけど、日本ではヴァネッサ・ウィリアムスが歌ったバージョンが、1996年にドラマの主題歌になり、流行しました。このドラマはですね、全編に渡ってバカラックの曲がサントラとしても使用されたそうで。当時バカラックブームが、このドラマをきっかけに少し出たってことですよね。すごいですよね。多分なので、1996年のこのドラマを観てたなって思った人は、この曲も聴いたことあるなって思った方も、もしかしたらいらっしゃるのではないかと、思います。
★おたよりコーナー★
manaka:〈manakaさん、こんばんは。〉こんばんは。〈僕の高校の音楽の授業では、プロのソプラノ歌手としても活動されている先生が授業をしてくださるのですが、混声四部合唱のCDを聴く時に、ソプラノパートになった瞬間に自信満々な顔で歌い始めます。CDの歌が全く聴こえません。これって歌手の方あるあるだったりしますか?〉
いやー、ちょっとこれぇ!もぉ~!違いますよっ!ふふふふふっ(笑)そんなことないと思いますっ。きっと、ソプラノ歌手として活動されてる方全員でもないと思いますし、私も含めて歌ってる方全員ではないと思うんですけど。でも、よりよく自分ができるところは聴いてほしいからなんですかねぇ?ま、でもちょっとその画を想像するとちょっと笑っちゃいますよね。うん…。そっか、でも全員ではないし、あるあるではないですけど、でも、生徒の皆さんにきっと多分かっこいいところを見せたいんだと思いますよぉ~?なのでなんかね、ちょっと許してやってほしいですよね。先生にもし自分がなったら、ちょっとね、褒めてほしい気持ちもあると思うので。ぜひ「先生、すごいですね!やっぱり。」って、こんな感じで褒めてみてください。ありがとうございます!
〈manakaさんこんばんは!〉こんばんは。〈自分は口笛が大好きで、リトグリの新曲が出た時とか、すぐ耳コピして口笛を吹いたりしているのですが、manakaさんは口笛を吹いたりしますか?口笛を吹いている人はめっちゃノレて、めっちゃ楽しいのですが、最近になって周りの人(家族とか)はすごい迷惑だってことに気がつきました。気をつけたいですね。だけど、口笛はやめられそうにないです!〉
めっちゃこれ!私なんですよ。私もすっごい口笛が、好きというか癖で。一時期、口笛がすごく下手だってことに気づいて、なぜか「口笛めっちゃ上手くなりたい!」って思ったんですよ。多分高校生ぐらいの時だったんですけど。そっから、ほんとに毎日毎日口笛を習慣的に吹くようになって、できるようになってくるんですよ!どんどんどんどん。で、音の強度とかも上がってきて。最初は「…フュー…」ぐらいだったのが、「ビュー!」って、もうすっごい硬い音も強く出るようになってくるんですよ、どんどん。そしたら楽しくて。メンバーが歌ってたりとかすると、それに対して口笛でハモったりとか、するようになって。そしたら一人のスタッフさんにそれが移っちゃいまして!口笛が(笑)一時期めちゃめちゃうるさかったですよ。も、どっからともなく口笛が聴こえてくるみたいな。私の口笛の癖がいろんな人に移って、みんなもやり始めて。それで、意識的にやめてたら、みんなもやらなくなって、その口笛ブームは終わったんですけど。お風呂とか、お家に帰ったりとかすると私もすっごい口笛吹きますね。でも、怒られます、やっぱり家族とかとおる時に、口笛吹いたりすると。「夜に吹くのはやめなさい!」とかよく言いませんか?なので、そういう面でも、ダメだなあと思いますし。無意識に吹いてて、「自分の口笛やん!」ってなることもあって。多分、今ワギアさんは「うんうんうんうんうん!!」ってめっちゃ頷いてくれてると思うんですけど。でも、早いうちに、ちょっとね、控えておくことをオススメします。癖になっちゃいます!てことで、ちょっとね、控えめにしつつ、でもこれからも口笛極めていってください!ありがとうございます!
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manaka:さて、再び今夜の特集「映画音楽とBurt Bacharach」に戻りましょう。1961年、作曲家バート・バカラックと作詞家ハル・デイヴィッドの黄金コンビは、彼らの作品に欠かせない存在となる歌手に出会います。それが!ディオンヌ・ワーウィックです!彼女のシルキーでマイルドな歌声は、バカラックサウンドの魅力を最大限に引き出しました。そして次々とヒットを生み出す三人は、人々から「ゴールデン・トライアングル・チーム」と呼ばれるようになります。すごいですよねぇ。なんかさらに、最強な二人が、一人の女性歌手ディオンヌ・ワーウィックのおかげで、もっともっと最強になるという。
ディオンヌはですね、現在までに、1億5000万枚以上のセールスとグラミー賞5冠を獲得しているそうで。すっごいですよねぇ~。1億5000万枚「以上」のセールス…。なんか、夢みたいな、現実的に想像できないので、すごいなとしか言いようがないんですけど…。目が点ですよね。もうほんとに(笑)さっきから、バート・バカラックのお話してると、感想が「すごい」しか出てこないんですけど(笑)でもほんとに、そのぐらい私にとってはやっぱりもう桁違いというか。1億5000万枚っていう以上のセールスを、読んだこともなかったので文字として。ほんとに、すごいゴールデン・トライアングル・チーム、すごいんだなぁって、またまた(笑)言っちゃいましたがっ(笑)
次の曲にいきたいと思いますっ。1982年の映画『ラブ IN ニューヨーク』より"愛のハーモニー"です。この曲はですね、映画でのオリジナルはロッド・スチュアートが歌っています。1985年にディオンヌ・ワーウィックが、スティーヴィー・ワンダー、グラディス・ナイト、エルトン・ジョンと、すごいメンバーですね。と、共演したカバーバージョンが大ヒットして、全米シングルチャート1位となりました。今日はその、ディオンヌ達が歌うバージョンをお聴きください。
M4: "That's What Friends Are For(愛のハーモニー)" Dionne Warwick & Friends
Dionne Warwick - That's What Friends Are For
manaka:なんか、おんなじ曲でも、やっぱり四人いると全然聴こえ方が違うんだなっていうことを、すっごい感じて。でも普段はあまりこういう曲調というか、のものをあんまり聴かないので、すごい新鮮だなっていう気持ちもあって、すごい楽しめました。こうしてバカラックの作る音楽は、今も多くの歌手に愛され歌い継がれています。ここに一覧がね、あるんですけど、資料に。"雨にぬれても"は東京スカパラダイスオーケストラ、そして倍賞千恵子さん。そして、"アルフィー"という曲は椎名林檎さん、そして手嶌葵さんなどがカバーされております。で、1967年の映画『007/カジノ・ロワイヤル』の挿入歌"恋のおもかげ"は松田聖子さんが歌われていたり、なんかほんっとにたくさんの方に、歌われているんだなっていうこともわかりますし。きっと、知らぬ間に聴いていたのが、「あっ!これもバート・バカラックが、実は作ってたんだな」っていう曲とかも、こんなにたくさんあったら、なんか一つぐらいは耳にしてるものであるんじゃないかなとか思って、すごい面白いなって思います。なんかリトグリもね、ぜひいつかバカラックの曲、挑戦してみたいなと思います!
そして、次の曲はですね、1981年のコメディー映画『ミスター・アーサー』の主題歌"ニューヨーク・シティ・セレナーデ"です。こちらはですね、クリストファー・クロスが歌って大ヒットして、その年のアカデミー賞最優秀歌曲賞に輝きました。「か・きょ・く賞」、難しいですね。作詞作曲はバカラックだけでなく、クリストファー・クロス、ピーター・アレン、キャロル・ベイヤー・セイガーとの共作だそうです。では、聴いてください。
M5: "Arthur's Theme (Best That You Can Do)(ニューヨーク・シティ・セレナーデ)" Christopher Cross
Arthur's Theme (Best That You Can Do)
manaka:聴いて、「この曲知ってるー!」ってすぐなったんですけど、この"ニューヨーク・シティ・セレナーデ"は、なんと日本語タイトル、ま、邦題なんですよね。原題は"アーサーのテーマ"。今って、そういえば邦題ってすごく少ない、というか見ないですよね、新曲で邦題がついているっていう曲がね。私達はあんまり、見ないなって思うんですけど。昔は邦題がついている曲たくさんありましたし。で、その話を打ち合わせでしてたら、レコード会社の人がなんとその邦題、決めてるっていうことを知って。で私…、センスある人じゃないと嫌ですよねぇ!!なんか、全然意図と違う、すっごいダッサイ言葉とダッサイ言葉組み合わせられて、なんか、全っ然違う意図のことが伝わっちゃうとかになったらすっごい残念じゃないですかぁ!だから、かっこいいタイトルつけてくれてたら、めちゃめちゃ嬉しいですけど、そこはちょっと…運ですよね。これは私がもし当時のアーティストになったならば、「めちゃめちゃセンスのある人頼みますよっ!!」っていう気持ちになっちゃうなって、打ち合わせでお話してて、思いましたっ(笑)ひひっ(笑)
そしてですね、やっぱりあの、すごい曲も良いですし、やっぱ声も良いですし、この曲を作ってるのがバート・バカラックだったっていうことも、初めて知れたので、それもやっぱりすごい、「あっ!そうなんや!」って思いました。というわけでですね、今回は、映画音楽と作曲家バート・バカラックを特集しましたが。この一時間で、すごい、バート・バカラックがどんな人で、こんな曲も書いていて、それでそういういろんなことを、バート・バカラック自身のことをすごいまるまる、お勉強させてもらえたなっていう回だったので、きっと同世代の方も聴いてくれてると思うんですけど。私と同じように、全然、名前聞いても「誰やろ?」って感じだったけど、「あっ、この曲聴いたことある!」ってなってるリスナーの方も多いと思いますっ。これからね、またいろいろ調べていきたいなって、思いました!
では、最後に私達リトグリの曲を聴いていただきながらお別れです。ここでメールを読みたいと思います。
〈今年の四月から新社会人になる、京都の大学生です。現在大学の授業、単位も取得し終え、春休みを過ごしています。最近は一日がすごく早く感じると同時に、社会人になることへの不安が強くなっていきます。そんな時はいつもリトグリの皆さんの曲を聴くようにしています。特に、お気に入りの曲は"ECHO"です。理由は、どんなに辛い状況や不安になった時でも、この曲を聴けば「元気・勇気・やる気」を貰えるからです。この曲がリリースされた時は、鳥肌が立つぐらい自分の心を動かされました。そんな元気をくれたリトグリの皆さんとバンドの皆様、ほんとにありがとうございます!これからも応援し続けます!新社会人になる上での応援メッセージをいただけたら嬉しいです。〉
ありがとうございます!そうですよね。なんかでも、そんな不安な時期に、"ECHO"を聴いてやる気を貰えるっていう言葉がすごく私自身嬉しいんですけど。でも、やっぱり新しいことを始めたりだとか、環境が変わるっていうのは、みんな不安だと思うんですよね。楽しみっていう気持ちもあるとは思うんですけど、それよりも「馴染めるかな」とか私もすごい心配性な部分があるので、気持ちめちゃめちゃわかるんですけど。でも、ほんと辛いことも楽しいことも、今後絶対に自分が「あれがあって良かったな」って思える出来事に、ひとつ絶対なると思うので、どんだけ苦しいことも楽しいことも全力で、楽しんでもらえたら素敵だなって、思います。多分、新社会人の生活の中で、またまたいろんな時期があると思うんですけど、リトグリの音楽を聴いて頑張っていただけたら嬉しいです!
今日の最後の曲は、"ECHO"です。というわけで、ここまでのお相手は、Little Glee Monsterのmanakaでした!
M6: "ECHO" Little Glee Monster
【番組内で紹介された映画一覧】※タイトルをクリックすると動画配信サイト(Amazon プライム・ビデオ)に飛びます。
『パラサイト 半地下の家族』(字幕版)
『IT/イット THE END "それ"が見えたら、終わり。』(字幕版)
『ボヘミアン・ラプソディ』(字幕版)
『ジョーカー』(字幕版)
『明日に向って撃て!』(字幕版)
『アルフィー』(字幕版)
『ラブ IN ニューヨーク』(字幕版)
『ミスター・アーサー』(字幕版)
【BGMや略歴で紹介された曲】
"I Say a Little Prayer" Aretha Franklin
"(They Long To Be) Close To You" Carpenters
"The Look Of Love" Sergio Mendes & Brasil'66
TBSドラマ『協奏曲』(1996年)サウンドトラック
"In Your Calling" Little Glee Monster
"This Guy's In Love With You" Herb Alpert & The Tijuana Brass
"On My Own" Patti LaBelle feat. Michael McDonald
"Don't Make Me Over" Sybil
★文字起こしや曲一覧を書くに際して、こちらの記事を参考にさせていただきました。ありがとうございました。★